取縛る(読み)トリシバル

デジタル大辞泉 「取縛る」の意味・読み・例文・類語

とり‐しば・る【取(り)縛る】

[動ラ五(四)]にぎりしめる。かたくにぎる。
「恰も…戦場報知を聞く心地で、細腕を―・りつつ」〈蘆花思出の記

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精選版 日本国語大辞典 「取縛る」の意味・読み・例文・類語

とり‐しば・る【取縛】

  1. 〘 他動詞 ラ行四段活用 〙
  2. かたくにぎる。にぎり持つ。とりしぼる。
    1. [初出の実例]「男、劔を按(トリシハリ)て進まむと欲るに還りて、亡(ころ)さ見むことを恐る」(出典日本書紀(720)天武元年六月(北野本訓))
  3. ( 転じて ) 理解する。把握する。
    1. [初出の実例]「即にその日の課業の項を扼(〈注〉トリシバル)せりと云り」(出典:西国立志編(1870‐71)〈中村正直訳〉四)

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