口上言(読み)こうじょういい

精選版 日本国語大辞典 「口上言」の意味・読み・例文・類語

こうじょう‐いいコウジャウいひ【口上言】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 興行場などで、題名役割、出演者などの紹介口上を述べる人。口上人。口上師。
    1. [初出の実例]「中比はちゃうちん持口上ゆいの跡づけなりしが」(出典:評判記・野郎立役舞台大鏡(1687)竹中藤三郎)
  3. 弁舌の達者な者。
    1. [初出の実例]「女学生あがりで稲葉家第一の口上言(コウジャウイヒ)が」(出典日本橋(1914)〈泉鏡花〉四八)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android