口女(読み)クチメ

デジタル大辞泉 「口女」の意味・読み・例文・類語

くち‐め【口女】

ボラ古名
「―、口の疾有りといふ」〈神代紀・下〉

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精選版 日本国語大辞典 「口女」の意味・読み・例文・類語

くち‐め【口女】

  1. 〘 名詞 〙 ( 口に特徴があるところから ) 魚「ぼら(鯔)」の古名。《 季語・秋 》
    1. [初出の実例]「皆曰さく、『知らず。但、赤女、み口の疾(やまひ)有りて来(まうこ)ず』とまうす。亦云はく口女(クチメ)、口の疾有りといふ」(出典日本書紀(720)神代下(兼方本訓))
    2. [その他の文献]〔俳諧・俳諧歳時記(1803)〕

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動植物名よみかた辞典 普及版 「口女」の解説

口女 (クジメ)

学名Hexagrammos agrammus
動物。アイナメ科の海水魚

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

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