口船(読み)くちぶね

精選版 日本国語大辞典 「口船」の意味・読み・例文・類語

くち‐ぶね【口船】

  1. 〘 名詞 〙 江戸時代、中国各地より長崎に来航した貿易船のうち、長崎に近い寧波、南京厦門台湾などを基地とする船の総称広東広南シャムなど遠隔地から来航する貿易船を奥船(おくぶね)と呼ぶのに対するもの。
    1. [初出の実例]「一唐船数口船、奥船合三十艘之事」(出典:通航一覧(1853)巻一六二)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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