改訂新版 世界大百科事典 「古今名物類聚」の意味・わかりやすい解説
古今名物類聚 (ここんめいぶつるいじゅ)
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
…そして,利休時代に現れたものを名物,遠州時代のものを中興名物とし,これに大名物を加えた3段階の類別が行われている。しかしこれには,松平不昧(ふまい)が《古今名物類聚》(1787)の凡例で,遠州の選別したものを中興名物とし,それ以前をすべて,大名物と称したことを考慮しなければならない。【戸田 勝久】。…
…これが元禄4年(1691)正月吉日の墨書をもつ《鴻池家道具帳》,さらに享保年間(1716‐36)に書かれた《槐記》になると,裂の固有の名はきわめて豊富になる。 しだいに特定の名称で珍重され,定着してきた裂類がはじめて〈名物裂〉として集大成されたものに,松江の藩主松平不昧(松平治郷)による《古今名物類聚》(1791)名物切之部がある。この書には166裂が収録されるが,同名数点を含むものもあるので種類としては106種である。…
※「古今名物類聚」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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