雑記(読み)ざっき

精選版 日本国語大辞典 「雑記」の意味・読み・例文・類語

ざっ‐き【雑記】

〘名〙 いろいろ思いついたままに書きつけること。また、そのもの。雑録雑筆。ぞうき。
史記抄(1477)二〇「斉の雑記あり。韓内伝韓外伝なり」 〔新唐書‐芸文志二〕

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デジタル大辞泉 「雑記」の意味・読み・例文・類語

ざっ‐き【雑記】

いろいろな事柄を書きつけること。また、書きつけたもの。「身辺雑記
[類語]書き付けメモひと筆一筆覚え書き手控え備忘録

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普及版 字通 「雑記」の読み・字形・画数・意味

【雑記】ざつき

雑事逸事をしるしたもの。〔史通、雑述〕氏の別、~其のり。~に曰く雜記。~台(之)の志怪(録)、干寶の(記)、劉義慶の幽(録)、劉叔の異(ごと)き、此れを之れ雜記と謂ふなり。

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世界大百科事典(旧版)内の雑記の言及

【記】より

…経書の《礼記》,歴史書の《史記》,みな〈記〉の一種だと言えるが,唐宋時代に〈古文〉が栄えた以後,特殊なジャンルとなってゆく。近代の学者は歴史書をふくむ記録一般をひっくるめて〈記載〉と呼び,その中に〈雑記〉の1類を立てる。ここにいう〈記〉は,その〈雑記〉にあたるもので,公的な記録を除き,個人的な事柄の記述を主とする。…

※「雑記」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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