古代東方音楽(読み)こだいとうほうおんがく

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「古代東方音楽」の意味・わかりやすい解説

古代東方音楽
こだいとうほうおんがく

古代オリエント (メソポタミアエジプト) の音楽。世界で最古の音楽文化である。前 4000年頃,銅器時代に入ったメソポタミアで,シュメール人国家が興り,ウル王朝ではリラ,ハープ,リュートをはじめ進歩した楽器をもち,古代バビロニア,古代アッシリア,新バビロニアと進む間に,驚くほどの発展をとげた。エジプトでも古王朝,中王朝,新王朝の間に,メソポタミアからの影響を受けつつ,大型ハープから合唱にいたるまで多彩な音楽文化をもち,古代ギリシアや古代ペルシアに多くの影響を与えた。今日のイラクの音楽にもわずかながらその片鱗がみられる。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

日本の年中行事。年末に天井や壁にたまった煤を取除き大掃除をすること。近年は正月休みに入る 12月 29日とか 30日が多いが,伝統的には 12月 13日に行なった。この日は正月を迎えるための準備を開始...

煤払いの用語解説を読む