日本歴史地名大系 「古屋敷村」の解説 古屋敷村ふるやしきむら 石川県:七尾市古屋敷村[現在地名]七尾市古屋敷町七尾城(ななおじよう)山の西麓に展開する村で、後畠(うしろばたけ)村の東にある。大谷(おおたに)川の支流木落(きおとし)川(現蹴落川)が西流し、垣内に大門谷(だいもんだに)・西光寺(さいこうじ)・鍛冶畠(かじばたけ)がある。地名は能登守護畠山氏の城下屋敷であったことによると伝える(鹿島郡誌)。正保郷帳では古城(ふるしろ)・小池川原(おいけがわら)・竹町(たけまち)・後畠の四村と一括して高付される。承応二年(一六五三)の高九四石(「郷村高辻帳」鹿島郡誌)、役棟三(「棟役調」同書)。寛文一〇年(一六七〇)の村御印の高一〇〇石、免三ツ八歩、小物成は鳥役一匁(出来)であった(三箇国高物成帳)。 古屋敷村ふるやしきむら 岐阜県:可児郡御嵩町古屋敷村[現在地名]御嵩町古屋敷顔戸(ごうど)村の南東、西流する可児川南岸にある。北は中(なか)村、南は低い丘陵を境に久々利(くくり)村(現可児市)。丘陵部の南(みなみ)と川沿いの北(きた)の二組に分れる。近世初期には明知(あけち)村三千五七八石余のうちの旗本妻木領一千石に含まれる(正保郷帳など)。元禄郷帳に村名がみえ四〇三石余。臼井本元禄郷帳では四〇二石余。中山道御嵩宿の助郷村で勤高四〇〇石(元禄七年「御嶽町助郷帳」野呂文書)。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by