古屋芳雄(読み)コヤ ヨシオ

20世紀日本人名事典 「古屋芳雄」の解説

古屋 芳雄
コヤ ヨシオ

大正・昭和期の小説家,劇作家,公衆衛生学者 日本医科大学教授。



生年
明治23(1890)年8月27日

没年
昭和49(1974)年2月22日

出生地
大分県速見郡東山香村

学歴〔年〕
東京帝大医科大学〔大正5年〕卒

学位〔年〕
医学博士〔大正15年〕

経歴
武者小路実篤に傾倒し、大正6年中川一政らと「青空」を創刊。8年小説「地を嗣ぐ者」、10年戯曲「地の塩」を刊行。のち文学を離れ、大正12年金沢医専教授、14年厚生省技師、21年国立公衆衛生院院長、31年日本医科大教授。日本家族計画連盟会長も務めた。この分野の著作に「医学統計法」「農村結核の研究」など。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「古屋芳雄」の解説

古屋芳雄 こや-よしお

1890-1974 大正-昭和時代の公衆衛生学者,作家。
明治23年8月27日生まれ。金沢医大教授をへて昭和21年国立公衆衛生院長,31年日本医大教授。人口問題,家族計画にとりくみ,結核の疫学調査もおこなう。東京帝大在学中に岸田劉生(りゅうせい)を知り,大正6年武者小路実篤(さねあつ)らと同人誌「青空」を創刊し,小説「地を嗣ぐ者」などを発表。昭和49年2月22日死去。83歳。大分県出身。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android