出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
…食糧問題は通常,人口に対する食糧の不足ないし人口の増加に食糧の供給が追いつかない状態であると考えられ,したがって人口食糧問題ともいわれる。人口問題を最初にとり上げたのはイギリスの古典派経済学者T.R.マルサスであった。マルサスは1798年に出版された《人口論》で,人口は幾何級数的に増加する傾向をもつが,食糧の供給は算術級数的にしか増加せず,したがって人口は食糧の供給能力の枠内に抑制されざるをえない。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」