古川大航(読み)フルカワ ダイコウ

20世紀日本人名事典 「古川大航」の解説

古川 大航
フルカワ ダイコウ

昭和期の宗教家 臨済宗妙心寺派元管長;清見寺住職。



生年
明治4年5月10日(1871年)

没年
昭和43(1968)年10月26日

出生地
埼玉県秩父郡吉田町

別名
号=嶺南室

経歴
明治17年静岡県興津の清見寺に入り、得度。25年から妙心寺で修業を積み、大正6年清見寺住職となる。昭和7年臨済宗務総長、12年同派中国開教総監、27年同派第22代管長に就任、4選された。この間、全国を巡教し、また、中国、インド、アメリカ、ヨーロッパ中東など世界各地の聖地を歴訪して布教につとめた。殺生に厳しく、狩猟や釣りをする者に「生きているものを殺すのはいかん。なぜ逃げるものを鉄砲で撃つのか」とさとしたという。自分でも肉、魚類は一切口にせず、一生独身を通した。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

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