コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

清見寺 セイケンジ

デジタル大辞泉の解説

せいけん‐じ【清見寺】

静岡県静岡市にある臨済宗妙心寺派の寺。山号は巨鼇(こごう)山。7世紀後半、清見ヶ関(きよみがせき)鎮護のため建立した関寺に始まるといわれ、弘長元年(1261)無伝聖禅が再興して臨済宗に改めた。室町時代足利尊氏が再興、将軍義詮(よしあきら)のとき十刹(じっせつ)の第九位。きよみでら。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

百科事典マイペディアの解説

清見寺【せいけんじ】

静岡県静岡市にある。臨済宗妙心寺派の寺。本尊釈迦牟尼仏。天武(てんむ)天皇の代に清見(きよみ)が関(せき)鎮護の関寺として建立という。初め真言宗であったが,開基今川範国(いまがわのりくに),開山無伝聖禅(むでんしょうぜん)が再興して臨済宗に改宗。

出典 株式会社日立ソリューションズ・クリエイト百科事典マイペディアについて 情報

大辞林 第三版の解説

せいけんじ【清見寺】

静岡市清水区興津清見寺町にある臨済宗妙心寺派の寺。山号、巨鼇山。白鳳時代に当地に清見関を設けた際に、仏堂を建立し、中国僧教叟を迎えたのが起源と伝えられる。清見潟・田子浦・三保の松原を眼下に臨む丘上にある。きよみでら。

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

清見寺
せいけんじ

静岡市清水(しみず)区興津清見寺町(おきつせいけんじちょう)にある臨済(りんざい)宗妙心寺派の寺。正しくは巨鼇山(こごうさん)求王院(ぐおういん)清見興国寺(こうこくじ)といい、俗に「きよみでら」ともいう。本尊は釈迦牟尼仏(しゃかむにぶつ)。白鳳(はくほう)年間(7世紀後半)交通の要地清見(きよみ)関の鎮護のために一寺を建立し、中国僧教叟(きょうそう)を住させたのが開創と伝えられる。1261年(弘長1)に聖一国師(しょういちこくし)(円爾(えんに))の流れをくむ臨済宗の僧関聖(かんしょう)が復興したというが、異説が多い。康永(こうえい)年間(1342~45)足利尊氏(あしかがたかうじ)は堂宇を増築して清見興国禅寺の号を与え、天文(てんぶん)年間(1532~55)今川義元(よしもと)の一族の妙心寺太原崇孚(たいげんすうふ)(雪斎)が住職となってから寺門は繁栄し、徳川家康は1580年(天正8)3世住持の大輝(だいき)に紫衣(しえ)を与えた。古来、観月の名所として知られ、多くの詩文に書かれた。庭園は国の名勝に指定されている。また境内には五百羅漢石像のほか、家康手植えの梅、武田信玄(しんげん)寄進の梵字(ぼんじ)見台など、武将にゆかりのあるものが多い。[菅沼 晃]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

清見寺の関連キーワード静岡県静岡市清水区興津清見寺町安国寺・利生塔興津(静岡県)応仁・文明の乱静岡県静岡市静岡[市]古川 大航不聞契聞白鳳時代祖渓徳濬天武天皇方涯元圭清見ヶ関玉峰智琢九峰信虔大愚性智臥龍梅清見関清見潟仏堂

今日のキーワード

偽計業務妨害罪

虚偽の風説を流布し,または偽計を用いて人の業務を妨害する罪 (刑法 233) 。流布とは,犯人自身が公然と文書,口頭で伝達するほか,口伝えに噂として流す行為も含む。偽計とは人を欺罔,誘惑し,あるいは人...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android

清見寺の関連情報