古川沢村(読み)ふるかわさわむら

日本歴史地名大系 「古川沢村」の解説

古川沢村
ふるかわさわむら

[現在地名]倉吉市古川沢

小田こだ村の西、むこう山山麓に位置する。古河沢とも記された。貞享(一六八四―八八)以降の成立とされる船内神社縁起写(綾女家蔵)によれば、中世当地付近は池となっており、山名時氏が船遊をしたと伝えられている。現在も付近は低湿地となっている。拝領高は七八石余、本免四ツ六分。享保一九年(一七三四)の鈴木孫三郎所持本「伯耆誌」では高八〇石余、竈数一八。荒神を祀る。幕末の六郡郷村生高竈付では生高九三石余、竈数三〇。元治元年(一八六四)の人別名寄取調帳(米子市立図書館蔵)によれば、当村に田畑を所持する者は三八人で、うち倉吉町・田内たうち村・小田村田後たじり(現羽合町)など他村の者が一一人いた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android