古市大溝(読み)ふるいちおおみぞ

日本歴史地名大系 「古市大溝」の解説

古市大溝
ふるいちおおみぞ

昭和四二年(一九六七)その存在が初めて明らかにされた古代の用水路(運河)。古市古墳群所在地に、その痕跡をとどめており、古墳群中の南端近くにある前の山まえのやま古墳(日本武尊白鳥陵に治定)から北西の藤井寺市ミサンザイ古墳(仲哀天皇陵に治定)に至るまで、池・堤塘・水田などによって明確にその跡をたどることができる。すなわち南では軽里かるさと集落の北西端で、前の山古墳の北側から北西に延びた溝と、あしヶ池の東側に接するなが池の北端から北に延びた溝が合流し、さらに角度を西に振って(約二二度)一直線に北流、屈折点となるなか(野々上二丁目)に至り、ここで北流する溝と西流する溝とに分れる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

《「晋書」杜預伝から》竹が最初の一節を割るとあとは一気に割れるように、勢いが激しくてとどめがたいこと。「破竹の勢いで連戦連勝する」[類語]強い・強力・強大・無敵・最強・力強い・勝負強い・屈強・強豪・強...

破竹の勢いの用語解説を読む