古目番所跡(読み)こめばんしよあと

日本歴史地名大系 「古目番所跡」の解説

古目番所跡
こめばんしよあと

[現在地名]宍喰町宍喰浦

江戸時代、徳島藩が設置した番所の跡。阿波国の五大関所の一つとされる。正徳六年(一七一六)の諸番所改帳に「古目番所」とあり、キリシタン制札・諸廻船定書が掲げられ、男女や俵物などの出入りを改めた。「阿波志」に古目守封所が記される。寛政五年(一七九三)東手の網代あじろ(金ヶ崎)砲台が設置されている(「海部狼煙場覚」蜂須賀家文書)。「蜂須賀治世記」では古目に関所があり、番人二名が居住すると記される。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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