古茂田守介(読み)コモダ モリスケ

20世紀日本人名事典 「古茂田守介」の解説

古茂田 守介
コモダ モリスケ

昭和期の洋画家,挿絵画家



生年
大正7(1918)年1月5日

没年
昭和35(1960)年7月21日

出生地
愛媛県道後村(現・松山市)

学歴〔年〕
北予中〔昭和12年〕卒,中央大学法科(夜間部)〔昭和14年〕中退

主な受賞名〔年〕
造形版画協会賞〔昭和16年〕,新制作協会新作家賞〔昭和21年〕

経歴
昭和12年上京、猪熊弦一郎の美術研究所で絵を学ぶ傍ら、大学夜間部に通う。14年大学を2年で中退し、大蔵省に勤務。15年新制作派協会展初入選。21年大蔵省退職し、画業に専念。以後没するまで新制作展に毎回出品、25年新制作協会会員。生来病弱であったため、身近かなものにモチーフを求め、具象一筋に人体静物を描いた。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

関連語 学歴

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「古茂田守介」の解説

古茂田守介 こもだ-もりすけ

1918-1960 昭和時代の洋画家。
大正7年1月5日生まれ。昭和12年上京し猪熊弦一郎,脇田和(かず)に師事。15年新制作派協会展に初入選,21年新作家賞,25年会員となる。アンデパンダン展,現代日本美術展などに出品。具象絵画を追究しつづけた。昭和35年7月21日死去。42歳。愛媛県出身。中央大中退。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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