叩落(読み)たたきおとす

精選版 日本国語大辞典 「叩落」の意味・読み・例文・類語

たたき‐おと・す【叩落】

〘他サ五(四)〙
① たたいておとす。うちおとす。かちおとす。
浮世草子武道伝来記(1687)六「兵法笠田卜立が一の弟子数枝友平立合けるに、品柄たたきおとし」
② 人をある地位から無理に失脚させる。
狂風記(1971‐80)〈石川淳一九「まづこれを味方に引入れておいて、風向に依ってはあとでたたき落とすこともできよう」

はたき‐おと・す【叩落】

〘他サ五(四)〙 払って落とす。たたいて落とす。
牛肉馬鈴薯(1901)〈国木田独歩〉「僕の願は如何にかして此霜を叩(ハタ)き落(オト)さんことであります」

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