叫びとささやき(読み)サケビトササヤキ

デジタル大辞泉 「叫びとささやき」の意味・読み・例文・類語

さけびとささやき【叫びとささやき】

原題、〈スウェーデンViskningar och ropスウェーデン映画。1972年の作品監督脚本ベルイマン。19世紀末のスウェーデンの大邸宅を舞台に、上流階級の3人姉妹と一人侍女による愛と苦悩世界を描く。米国アカデミー賞撮影賞受賞。

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デジタル大辞泉プラス 「叫びとささやき」の解説

叫びとささやき

1972年製作のスウェーデン映画。原題《Viskningar och rop》。監督:イングマール・ベルイマン、出演:ハリエット・アンデルソン、イングリッド・チューリン、リブ・ウルマンほか。第46回米国アカデミー賞作品賞ノミネート。同撮影賞受賞。

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世界大百科事典(旧版)内の叫びとささやきの言及

【ベルイマン】より

…《不良少女モニカ》(1952)で世界的に知られ,《夏の夜は三たび微笑む》(1955)で名声を決定的なものにする。以後,《第七の封印》《野いちご》(ともに1957),《処女の泉》(1960),《仮面/ペルソナ》(1966),《狼の時間》(1968),《夜の儀式》(1969)等々と次々に問題作を発表して〈アート・シアターの巨匠〉となるが,73年のカラー作品《叫びとささやき》が世界的にヒットして(アメリカでは怪奇映画の巨匠として知られるロジャー・コーマンの手で配給された),その〈芸術性〉にも興行価値が認められた。《沈黙》の姉妹を演じたイングリット・チューリンとグンネル・リンドブロムをはじめ,ハリエット・アンデルソン,ビビ・アンデルソン,リブ・ウルマンといった女優たちの〈肉体的演技〉に支えられたその大胆なエロティシズム,すさまじい性描写によっても一時代を画した。…

※「叫びとささやき」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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