召仰(読み)めしおおせ

精選版 日本国語大辞典 「召仰」の意味・読み・例文・類語

めし‐おおせ‥おほせ【召仰】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「めしおおす(召仰)」の連用形名詞化 ) 上位者が下位者を呼び寄せて、特定任務につくことを命じること。特に、朝廷行事役職任命のために行なわれるものをいうことが多い。
    1. [初出の実例]「自旧年心神乖適、不簾外、録事召仰事、大納言行之」(出典貞信公記‐抄・天慶二年(939)一月四日)
    2. 「祭は廿日なれば、けいこのめしおほせ十八日なり」(出典:弁内侍日記(1278頃)建長元年四月一八日)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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