可動コイル型計器(読み)かどうコイルがたけいき(その他表記)moving coil instrument

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「可動コイル型計器」の意味・わかりやすい解説

可動コイル型計器
かどうコイルがたけいき
moving coil instrument

直流電流直流電圧の測定に用いられるアナログ方式の計器。計器永久磁石の磁場内に軸が支えられた可動コイルを置き,測定電流を流すとそれに比例した電磁力が発生する。この電磁力を指針の駆動トルク,指針にかかるばねの力を制御トルクとして,両者のバランスのとれたところで静止した位置により電流の量を測定する方法である。ばねによる制御トルクが回転角に比例するので,指針回転角は測定電流に比例する。可動コイルに直接流しうる電流は,普通 30mAくらいまでであるから,これ以上の電流測定には並列に接続した抵抗である分流器を用いる。電圧計は,電流計に直列抵抗を接続して,電圧に比例した電流をはかる。直流の電流計と電圧計はほとんどこの可動コイル型であり,測定精度が高いために需要範囲は広い。可動コイル型計器とダイオードによる整流作用を組合せて,交流電流や交流電圧の平均値を測定できる整流型計器もある。

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