可愛さ余って憎さが百倍(読み)カワイサアマッテニクサガヒャクバイ

デジタル大辞泉 「可愛さ余って憎さが百倍」の意味・読み・例文・類語

可愛かわいあまってにくさが百倍ひゃくばい

かわいいと思う心が強いだけに、いったん憎いと思いはじめると、その憎しみは非常に強くなるものだということ。

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精選版 日本国語大辞典 「可愛さ余って憎さが百倍」の意味・読み・例文・類語

かわいさ【可愛さ】 余(あま)って憎(にく)さが百倍(ひゃくばい)

  1. かわいいと思う心が強いだけに、いったん憎いとなると、その情も特別に強いことにいう。
    1. [初出の実例]「こりゃもう、可愛さ余って憎さが百倍、邪魔立てすりゃあ生けては置かぬぞ」(出典:歌舞伎・白縫譚(1853)大詰)

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ことわざを知る辞典 「可愛さ余って憎さが百倍」の解説

可愛さ余って憎さが百倍

かわいがっていたり、恋いこがれていた相手が意にそわなくなると、激しい憎しみがわいてくる。

[使用例] 「――けれども殺すとしたら、まずお母様だわ。私を殺す気にはとてもなれないらしい」「そいつは判らないな。可愛さ余って憎さが百倍と言うじゃないか」「いいえ、たしかに殺すはずはないの」[谷崎潤一郎*悪魔|1912]

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