デジタル大辞泉
「強い」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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こわ・いこはい【強】
- 〘 形容詞口語形活用 〙
[ 文語形 ]こは・し 〘 形容詞ク活用 〙 ( 「こわい(怖)」と同語源 ) - ① つよい。つよくはげしい。たけだけしい。
- [初出の実例]「当麻(たゐま)の邑に、勇(いさ)み悍(コハイ)士(ひと)あり。当摩蹶速(くゑはや)と曰ふ。その人と為り、力(ちから)強(コハク)して能く角を毀(か)き、鉤(かぎ)を申(の)ぶ」(出典:日本書紀(720)垂仁七年七月(北野本室町時代訓))
- ② こちらの思うままにならず頑強である。強情である。頑固である。てごわい。また、執念深い。
- [初出の実例]「口をしく、此の幼き物は、こはく侍る物にて、対面すまじきと申す」(出典:竹取物語(9C末‐10C初))
- ③ かたい。強靱(きょうじん)である。ごわごわしている。
- [初出の実例]「鉄の口猛く毅(コハク)して、人の筋骨を破砕す」(出典:大智度論平安初期点(850頃か)一六)
- ④ 厳しい。あらあらしい。
- [初出の実例]「をさなきほどにて、坂のこはきを登り侍りしかば、困じて」(出典:大鏡(12C前)六)
- ⑤ かたくるしい。ごつごつしている。生硬な感じがする。
- [初出の実例]「言の麁く獷(コハク)虚妄にして」(出典:石山寺本大般涅槃経平安初期点(850頃)一六)
- ⑥ けちである。
- [初出の実例]「『番頭をくどいたが、あたじけねエ、〈略〉漸(やうやう)壱分弐百サ』『こいつもこわいこわい』」(出典:洒落本・蚊不喰呪咀曾我(1779))
- ⑦ たいぎである。骨が折れる。〔日葡辞書(1603‐04)〕
- [初出の実例]「疫病くっついて太儀(コハ)くって仕やうねえなんて」(出典:土(1910)〈長塚節〉二三)
強いの派生語
こわ‐げ- 〘 形容動詞ナリ活用 〙
強いの派生語
こわ‐さ- 〘 名詞 〙
強いの派生語
こわ‐み- 〘 名詞 〙
つよ・い【強】
- 〘 形容詞口語形活用 〙
[ 文語形 ]つよ・し 〘 形容詞ク活用 〙 - ① 丈夫で力がある。また、勢いがある。
- [初出の実例]「勁(ツヨキ)卒(いくさ)を駈馳せて」(出典:日本書紀(720)神武即位前(熱田本訓))
- ② 勇気・意志力・忍耐力などが十分にある。また、気丈夫である。
- [初出の実例]「先の人は謀(はかりごと)をぢなし、我は能(よ)く都与久(ツヨク)謀りて、必ず得てむ」(出典:続日本紀‐神護景雲三年(767)一〇月一日・宣命)
- ③ あることが得意である。あることによく通じている。また、あることに耐える力がある。「将棋が強い」「法律に強い人」「熱に強い材質」
- [初出の実例]「国木田も飲むからな。それに、天渓君だって強い」(出典:東京の三十年(1917)〈田山花袋〉ある写真)
- ④ ゆるみがない。堅い。堅固だ。
- [初出の実例]「唯し菩提樹下のみ堅(ツヨク)全(また)くして振ひ裂けず」(出典:東大寺諷誦文平安初期点(830頃))
- ⑤ はげしい。きびしい。するどい。
- [初出の実例]「人のいふ事はつようもいなびぬ御心にて」(出典:源氏物語(1001‐14頃)末摘花)
- ⑥ 程度が著しい。はなはだしい。きわだっている。
- [初出の実例]「詠みつきたる筋こそ、つようは変らざるべけれ」(出典:源氏物語(1001‐14頃)玉鬘)
- ⑦ 取引市場で、相場が上がる調子にあるさま。
- ⑧ ( 心臓が強いの意から ) ずうずうしい。
強いの派生語
つよ‐が・る- 〘 自動詞 ラ行五(四) 〙
強いの派生語
つよ‐げ- 〘 形容動詞ナリ活用 〙
強いの派生語
つよ‐さ- 〘 名詞 〙
つお・い【強】
- 〘 形容詞口語形活用 〙
[ 文語形 ]つお・し 〘 形容詞ク活用 〙 「つよい(強)」の変化した語。- [初出の実例]「女ぢゃ程に、つをけれども危い心あるぞ」(出典:両足院本周易抄(1477)一)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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