可能動詞(読み)カノウドウシ

デジタル大辞泉の解説

かのう‐どうし【可能動詞】

五段四段)活用の動詞が可能の助動詞「る(れる)」を吸収して、下一段活用に転じ、可能の意味を表すようになったもの。「書ける」「泳げる」「読める」の類。命令形はない。
[補説]現在では、五段活用以外の動詞からできた「見れる」「来れる」などをも、可能動詞と認める場合がある。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

大辞林 第三版の解説

かのうどうし【可能動詞】

五段(四段)活用の動詞が下一段活用に転じて可能の意味を表すようになったもの。例えば、「読む」「書く」に対する「読める」「書ける」などの類。命令形をもたない。近世江戸語に発生し、明治以降次第に普及した。

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

精選版 日本国語大辞典の解説

かのう‐どうし【可能動詞】

〘名〙 五段(四段)活用の動詞が下一段活用に転じて可能の意味を持つようになったもの。「読める」「書ける」「言える」などの類で、中世末期頃からみられる。命令形はない。現在では五段(四段)活用以外の動詞も「れる」「れる」「食べれる」「起きれる」などの形をとることがあり、これらを含めていうこともある。発生については諸説があり、明らかではない。
説日本文法(1931)〈湯沢幸吉郎〉二「普通動詞として四段活用に属する口語動詞は、大方可能動詞になる」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

猫バンバン

寒い季節になると多発する、猫が自動車のエンジンルームやボンネットの中に潜り込んでいたのに気付かず発車してしまうという事故を防ぐための動作。自動車を始動させる前にボンネットをバンバンとたたき、猫の鳴き声...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android