台渡里廃寺跡(読み)だいわたりはいじあと

日本歴史地名大系 「台渡里廃寺跡」の解説

台渡里廃寺跡
だいわたりはいじあと

[現在地名]水戸市渡里町

町の北西部にある古代建築物の遺跡徳輪寺とくりんじ遺跡ともいう。県指定史跡。この遺跡は、一つは現在の八幡神社境内とその周辺で観音堂山かんのんどうやまとよばれる一画、もう一つはこれより一六〇―二〇〇メートル北西の長者山ちようじややまとよばれる一画である。

観音堂山地区には計九つの建築跡があり、基礎の地固め礎石の状況から大規模な建造物であったと推定され、また九つの遺跡のうち一つだけが一〇〇メートルほど南方に離れ、その礎石の状況から三重塔跡と考えられるので、この地区の建築跡は寺院跡と推定される。この地区から多くの土器や瓦類が出土し、なかに「徳輪寺」と篦書きした文字瓦がある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

国指定史跡ガイド 「台渡里廃寺跡」の解説

だいわたりはいじあと【台渡里廃寺跡】


台渡里官衙遺跡群(だいわたりかんがいせきぐん)

出典 講談社国指定史跡ガイドについて 情報

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