叱咤・叱咜(読み)しった

精選版 日本国語大辞典 「叱咤・叱咜」の意味・読み・例文・類語

しっ‐た【叱咤・叱咜】

〘名〙
大声をあげてしかること。
西国立志編(1870‐71)〈中村正直訳〉五「波浪を駆斥し颶風を叱咜するほどの勢を生ずることなり」 〔史記‐淮陰侯伝〕
② 大きな声ではげますこと。
経国集(827)二〇「兕甲千重虎賁百万、蹴蹋戎冠之地、叱咜鋒刃之間
※思出の記(1900‐01)〈徳富蘆花〉三「乃公(おれ)恥辱学校の恥辱、と大きにあせり、叱咤督励頗る努めたが、矢張り駄目だ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android