合成硫安(読み)ごうせいりゅうあん(その他表記)synthetic ammonium sulfate

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「合成硫安」の意味・わかりやすい解説

合成硫安
ごうせいりゅうあん
synthetic ammonium sulfate

硫安の製造法による分類一つ。合成アンモニアと硫酸とを直接反応させて製造されるもので,製造法には溶液法と乾式法がある。日本における全生産量に占める割合は 10%程度であったが,環境問題安全性の面から問題となり,1972年以降生産されていない。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の合成硫安の言及

【硫酸アンモニウム】より

…製造のプロセスに種類や変遷が多く,それらを表にまとめて示す。合成硫安はアンモニアと硫酸との中和発熱反応でつくられ,これらが硫安製造の基本である。反応槽中で濃縮,晶析によって,硫安の粗大結晶が得られるので,これを母液から分離する。…

※「合成硫安」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む