合瀬村(読み)かつせむら

日本歴史地名大系 「合瀬村」の解説

合瀬村
かつせむら

[現在地名]新治村永井ながい

永井村の南に位置。もとは永井村に含まれたとみられるが、万治三年(一六六〇)頃からしだいに開発が進み、寛文六年(一六六六)には年貢割付状が出された(高橋文書)。高一〇〇石、年貢は京銭九六八文。貞享二年(一六八五)の沼田藩領再検地控によれば高四石余。元文元年(一七三六)の家数人数改控(林文書)によると、家数八・人数四五、馬六、牛三。さるきよう関所の関所付六ヵ村および関所組合村一九ヵ村の一で、人足五分五厘を負担(安永七年「関所普請御用人足村々書上」笛木文書)。また猿ヶ京・永井・吹路ふくろなどの村とともに往来する諸大名の宿泊を賄っていた(天明三年「米調達方願」林文書)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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