20世紀日本人名事典 「吉井忠」の解説
吉井 忠
ヨシイ タダシ
- 生年
- 明治41(1908)年7月25日
- 没年
- 平成11(1999)年8月5日
- 出生地
- 福島県福島市
- 学歴〔年〕
- 太平洋洋画会研究所〔昭和7年〕卒
- 主な受賞名〔年〕
- 産経児童出版文化賞(第37回)「百年前の報道カメラマン」
- 経歴
- 旧制福島中を出て上京、在野の美術家が集まる太平美術研究所で学ぶ。旅の中で自己を発見しようと20代から国内各地や海外を放浪。戦後、自由美術協会に加わり、昭和39年主体美術協会の創立に参加。「朽木のある風景」「ふたり」など故郷・東北の風景や人物を描いた作品が多い。平成10年東京・渋谷のみずさわ画廊で「90歳記念 吉井忠作品展」を開催。評論分野でも活躍し、「ピカソ」「民芸論」などの著書がある。
出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報