吉備上道田狭(読み)きびのかみつみちの たさ

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「吉備上道田狭」の解説

吉備上道田狭 きびのかみつみちの-たさ

日本書紀」にみえる豪族
吉備稚媛(わかひめ)の夫。吉備上道弟君(おときみ)の父。雄略天皇につかえ任那(みまな)国司として赴任するが,天皇に妻をうばわれたのを知り,新羅(しらぎ)(朝鮮)とむすんで天皇に敵対新羅征討のために派遣されてきたわが子の弟君にも,離反をすすめたという。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の吉備上道田狭の言及

【吉備田狭】より

…生没年不詳。吉備上道(かみつみち)田狭ともいう。《日本書紀》雄略7年是歳条に宮廷で田狭が妻の稚媛(わかひめ)を自慢するのを聞いた雄略天皇は,田狭を任那国司に任じ稚媛を奪ったとある。…

※「吉備上道田狭」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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