吉田卯三郎(読み)ヨシダ ウサブロウ

20世紀日本人名事典 「吉田卯三郎」の解説

吉田 卯三郎
ヨシダ ウサブロウ

大正・昭和期の物理学者 京都帝国大学教授。



生年
明治20(1887)年3月10日

没年
昭和23(1948)年4月12日

出生地
愛媛県

旧姓(旧名)
大平

学歴〔年〕
京都帝大理工科大学物理学科〔大正3年〕卒

学位〔年〕
理学博士〔大正10年〕

主な受賞名〔年〕
帝国学士院恩賜賞〔大正11年〕「スタルク効果の共同研究」

経歴
京大講師を経て、大正8年理学部助教授、13年教授となり、昭和22年退官。この間学術研究会議会員などを務めた。大正5年から高嶺俊夫と始めた「スタルク効果の共同研究」で学士院恩賜賞を受賞。共著に「物質結晶構造X線」「物理学実験」などがある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「吉田卯三郎」の解説

吉田卯三郎 よしだ-うさぶろう

1887-1948 大正-昭和時代の物理学者。
明治20年3月10日生まれ。大正13年京都帝大教授。X線や電子回折による金属の結晶構造の解明につくし,11年「スタルク効果の共同研究」により学士院恩賜賞。昭和23年4月12日死去。62歳。愛媛県出身。京都帝大卒。旧姓は大平。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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