日本歴史地名大系 「吉田御園」の解説 吉田御園よしだのみその 愛知県:豊橋市吉田御園現在の八町(はつちよう)通付近とされる。「神鳳鈔」に「外宮吉田御薗上分三石、菓子雑用十七石」とあるもので、現南設楽(みなみしたら)郡鳳来(ほうらい)町山吉田(やまよしだ)・幡豆(はず)郡吉良(きら)町吉田とする説もあった。建久已下古文書(神宮文庫蔵)に「吉田御園外○給主故少納言重綱所由、件御園雑(新カ)神戸内往古神領也、承平以後官符・宣旨重畳之上、長寛元年重被下奉免宣旨也」とあり、新神戸すなわち飽海神戸(あくみかんべ)の内にあって、おそらく飽海神戸の神人が開発し、長寛元年(一一六三)以前に神領と認められたものであろう。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報