吉田御園(読み)よしだのみその

日本歴史地名大系 「吉田御園」の解説

吉田御園
よしだのみその

現在の八町はつちよう通付近とされる。「神鳳鈔」に「外宮吉田御薗上分三石、菓子雑用十七石」とあるもので、現南設楽みなみしたら鳳来ほうらい山吉田やまよしだ幡豆はず吉良きら町吉田とする説もあった。建久已下古文書(神宮文庫蔵)に「吉田御園外○給主故少納言重綱所由、件御園(新カ)神戸内往古神領也、承平以後官符・宣旨重畳之上、長寛元年重被下奉免宣旨也」とあり、新神戸すなわち飽海神戸あくみかんべの内にあって、おそらく飽海神戸の神人が開発し、長寛元年(一一六三)以前に神領と認められたものであろう。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む