吉田進(読み)ヨシダ ススム

20世紀日本人名事典 「吉田進」の解説

吉田 進
ヨシダ ススム

昭和・平成期の電子技術者,経営者 アイワ名誉会長;元・ソニー副社長。



生年
大正12(1923)年5月30日

没年
平成13(2001)年2月2日

出生地
富山県高岡市

学歴〔年〕
東北帝国大学工学部電気工学科〔昭和20年〕卒

学位〔年〕
工学博士

主な受賞名〔年〕
毎日工業技術賞〔昭和44年〕,丹羽高柳賞・業績賞〔昭和45年〕,大河内記念技術賞〔昭和47年〕,紫綬褒章〔昭和48年〕,科学技術庁長官賞科学技術功労者表彰〔昭和48年〕,勲三等瑞宝章〔平成5年〕

経歴
東京無線電機、西川電波を経て、昭和28年東京通信工業(ソニーの前身)入社カラーテレビの開発に着手、42年末世界初のカラーブラウン管・トリニトロンを完成、製造を指揮し、ソニーの映像分野の基礎を作った。日刊工業新聞社の昭和43年度十大新製品賞を受賞した。45年取締役、47年常務、49年専務を経て、59年副社長となり、また57年からソニー・マグネ・プロダクツ社長も兼任した。61年10月最高顧問としてアイワに転出、62年2月社長に就任。平成2年会長、5年名誉会長。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「吉田進」の解説

吉田進 よしだ-すすむ

1923-2001 昭和後期-平成時代の電子技術者,経営者。
大正12年5月30日生まれ。昭和28年東京通信工業(現ソニー)に入社し,59年副社長。62年アイワ社長,平成2年会長。ソニーで新方式のカラーテレビ開発にたずさわり,トリニトロン方式のカラーテレビとして実用化に成功し,昭和43年商品化された。平成13年2月2日死去。77歳。富山県出身。東北帝大卒。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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