吉田静致(読み)ヨシダ セイチ

20世紀日本人名事典 「吉田静致」の解説

吉田 静致
ヨシダ セイチ

明治〜昭和期の倫理学者 東京帝国大学教授。



生年
明治5年7月25日(1872年)

没年
昭和20(1945)年10月4日

出生地
長野県

学歴〔年〕
東京帝大文科大学哲学科〔明治31年〕卒

学位〔年〕
文学博士〔大正8年〕

経歴
明治32年文部省在外研究員としてドイツ留学、35年帰国、東京高師教授、42年東大講師、大正8年教授となり、倫理学を担当。東京高師、日大教授兼任。14年帝国学士院会員、昭和3年倫理学会初代会長、8年東大退官。東京文理大講師、日大理事、10年日大文学部予科科長、高等師範部科長などを歴任著書に「倫理学講義」「倫理と人生」「現代と道徳」「倫理学原論」「人格の生活と現代の社会」「倫理学上より見たる日本精神」など多数。倫理学的立場を自ら人格的唯心論、人体主義と名づけた。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「吉田静致」の解説

吉田静致 よしだ-せいち

1872-1945 明治-昭和時代前期の倫理学者。
明治5年7月25日生まれ。ドイツ,イギリスで倫理学をまなび,帰国後東京高師教授をへて大正8年東京帝大教授となる。昭和3年倫理学会初代会長。日本の倫理学発展に指導的役割をはたした。昭和20年10月4日死去。74歳。長野県出身。東京帝大卒。著作に「倫理学綱要」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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