同轍(読み)ドウテツ

デジタル大辞泉 「同轍」の意味・読み・例文・類語

どう‐てつ【同×轍】

多くの車のわだちが等しい間隔である意から》同一であること。同様であること。
「―同趣向の稗史をものする」〈逍遥小説神髄

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「同轍」の意味・読み・例文・類語

どう‐てつ【同轍】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 ) ( 多くの車のわだちの間隔が同じの意 )
  2. どうき(同軌)〔梁粛・受命宝賦〕
  3. どうき(同軌)
    1. [初出の実例]「流乞(〈注〉たびこじき)の者、及び都下の窮民、産を失て初道路に乞ふ者、亦同轍に由ることを許さず」(出典:都繁昌記(1837)乞食)
    2. [その他の文献]〔王建‐荊南贈別李肇著作詩〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android