同軌(読み)どうき

精選版 日本国語大辞典 「同軌」の意味・読み・例文・類語

どう‐き【同軌】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 天下の車のわだちの幅を同じくすること。天下を統一すること。同轍(どうてつ)。〔礼記‐中庸〕
  3. 同一の王朝政府の統治下にあること。また、そのもの。諸侯
    1. [初出の実例]「彼従前いまだ同軌一体なりし人民をして」(出典:異人恐怖伝(1850)上)
    2. [その他の文献]〔春秋左伝‐隠公元年〕
  4. 同一であること。同轍。
    1. [初出の実例]「京家の石高を減じ一家格を立、国役を勤むるならば、第一条と同軌たるべし」(出典:公議所日誌‐二上・明治二年(1869)三月)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「同軌」の読み・字形・画数・意味

【同軌】どうき

車軌の度がひとしい。同制。〔中庸、二十八〕今天下、車は軌を同じうし、書は(字)を同じうし、行は倫を同じうす。

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