名さか(読み)ナサカ

デジタル大辞泉 「名さか」の意味・読み・例文・類語

な‐さか【名さか】

《「なさが」とも》悪い評判。悪評多く「なさかの立つ」の形で用いられる。
「どうぞ―の立たぬやうに」〈浄・天鼓

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「名さか」の意味・読み・例文・類語

な‐さか【名さか】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「なさが」とも ) 悪い評判。悪評。悪名汚名。多く「なさかの立つ」という形で用いられる。
    1. [初出の実例]「詮議が廻らば、それからそれ、名さがの立つ二人が罪科」(出典:歌舞伎・勝相撲浮名花触(1810)中幕)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android