名づけ祝い(読み)なづけいわい

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「名づけ祝い」の意味・わかりやすい解説

名づけ祝い
なづけいわい

生児に名前をつける儀礼。その日取り地方によってまちまちで,7日目のところが多いが,3日,5日,8日,11日,30日目などのところもある。命名父親がする場合が多いが,名づけ親を頼む場合もある。この祝宴をナビロメ,ナビラキなどといい,産婆を正客とし,親戚,近隣を招いて赤飯,餅などの祝膳を饗し,神棚の下に半紙に子の名前を書いて張り来客に披露する。名づけ祝いには一般に母の里方から餅,赤飯,酒やテツナギという産着を贈る。

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