名付祝(読み)なづけいわい

精選版 日本国語大辞典 「名付祝」の意味・読み・例文・類語

なづけ‐いわい‥いはひ【名付祝】

  1. 〘 名詞 〙 生後六日目の夜または七日目に行なった命名祝宴

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百科事典マイペディア 「名付祝」の意味・わかりやすい解説

名付祝【なづけいわい】

生児の名を披露(ひろう)する儀礼名開(なびらき)とも。産の忌のあける生後7日目(あるいは3〜14日目)に行い,産婆親戚知人招き,生児を主座にすえて祝宴の中で名を確認してもらう。生児の膳(ぜん)に小石おき,これに名を書いて氏神に奉納する所もある。

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世界大百科事典(旧版)内の名付祝の言及

【名びろめ(名弘)】より

…名びろめはその名を公知・宣伝させるだけでなく,それを広く明らかにすることにより,みずからが今後その名に恥じない行いをすることを衆目に約束する意味があった。なお子どもの名付祝や新嫁の挨拶回りを名びろめと呼ぶところもある。襲名【岩本 通弥】。…

※「名付祝」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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