最新 地学事典 「名栗断層」の解説
なぐりだんそう
名栗断層
Naguri fault
関東山地,秩父帯中に発達した北北西~南南東の斜交断層。小沢智生(1975)命名。数本の急角度の断層からなり,数十mの破砕帯が発達。明瞭な断層地形を示し,名栗川沿いから南へ多摩川を横切り,五日市北方に至る。五日市北方には蛇紋岩が点在しており,本断層は黒瀬川帯の延長の可能性がある。小沢智生ほか(1985)は秩父盆地東縁を画する断層を本断層北方延長とみなし,中新世以降,断層東側地塊の上昇量を500m以上とした。
執筆者:久田 健一郎
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

