名辞論理学(読み)めいじろんりがく(英語表記)logic of term

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

名辞論理学
めいじろんりがく
logic of term

概念の言語的表現である名辞,特に大名辞 (主語) と小名辞 (述語) の関係に関する論理学。一般に思考の形式の学たる論理学は,その形式が客観的実在でもあるという主張があるにしても,最終的に言明となる必要があるという意味で名辞の学である。このとき形式論理学といわれているものは,特にその名に値しよう。ただ,この際ヘーゲルらの分類に従って形式論理学を概念論,判断論,推理論に細分し,それぞれを名辞論理学,命題論理学,推理論理学ということもある。しかし形式論理学のもつ外延化の方向を徹底化した記号論理学,特にクラス論理学が名辞論理学として大切である。なぜなら個物性を捨てない内包論理学はうまく構成されないことが事実上明らかとなっているからである。

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大辞林 第三版の解説

めいじろんりがく【名辞論理学】

命題を主語、述語となっている名辞(概念)の外延の包摂・離接関係を表すものとみなし、それに基づいて推論の妥当な形式、法則性をとらえていくもの。例えば「すべての人間は死ぬ」という命題は、「人間」の外延のすべてが「死ぬもの」の外延に包まれることを述べている。伝統的論理学。集合の論理。 → 命題論理学

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