日本歴史地名大系 「向台寺丁」の解説 向台寺丁こうだいじちよう 熊本県:熊本市熊本城下京町懸京町一丁目・京町二丁目向台寺丁龍迫谷の北、四軒町の真ん中付近から下る急坂の小路は向台寺の前を通ることから、明治期に向台寺丁と称した。向台寺の西から南北へ二つの小路に分れ、北の小路は西法寺(せいほうじ)丁につながり、南は袋小路となる。向台寺前までは寛文頃には両側とも知行取屋敷または下屋敷である。南側は下屋敷二で占められ、元禄頃に間口三一間・奥入二一間の蟹江氏屋敷、宝暦期に藤懸氏屋敷の大屋敷がみられたが、文政八年には下屋敷は給人屋敷となり、大屋敷は三屋敷に分れつつも同一給人深水氏の屋敷地となり、また切米取屋敷二が作られた。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by