君侯(読み)クンコウ

精選版 日本国語大辞典 「君侯」の意味・読み・例文・類語

くん‐こう【君侯】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 自分の仕える諸侯を敬っていう語。主君。
    1. [初出の実例]「君侯愛客日、霞色泛鸞觴」(出典:懐風藻(751)晩秋於長王宅宴〈田中浄足〉)
    2. [その他の文献]〔漢書‐劉屈氂伝〕
  3. ( 丞相は必ず侯に封じられたところから ) 中国で、丞相を敬っていう語。〔史記‐絳侯周勃世家〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「君侯」の読み・字形・画数・意味

【君侯】くんこう

列侯丞相。また、貴人に対していう。唐・李白〔韓州に与ふる書〕(こ)の以(ゆゑ)に盤鳳の士、皆君侯に名を收め、價を定められんと欲す。

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