事典 日本の大学ブランド商品 「吟薫」の解説
吟薫
九州産業大学(福岡県福岡市東区)の大学ブランド。
新開発の酵母を使用した麦焼酎。工学部物質生命化学科・満生慎二准教授の研究室と福岡県工業技術センター生物食品研究所(久留米市)が共同で研究に取り組み、新しい酵母を育種。リンゴ酸を多く含む酵母に紫外線を当ててDNAを変異させることによって、カプロン酸エチル(香気成分)が多くつくられる酵母を完成させた。この酵母を使用して醸造された麦焼酎「吟薫」は、リンゴの香りとすっきりとさわやかな味わいが特徴。久留米産大麦を50%まで磨き、低温でじっくりと仕込まれている。2008(平成20)年10月、福徳長酒類株式会社(東京都中央区)から発売された。なお、「吟薫」は2009(平成21)年2月に商標登録済(第5205312号)。権利者は、合同酒精株式会社(東京都中央区)。
(注)記載内容は事典編集当時(2010年2月)のものです。内容・価格等はその後に変更になった場合もあります。
出典 日外アソシエーツ「事典 日本の大学ブランド商品」事典 日本の大学ブランド商品について 情報