六訂版 家庭医学大全科 「含歯性嚢胞」の解説
含歯性嚢胞(濾胞性歯嚢胞)
がんしせいのうほう(ろほうせいしのうほう)
Dentigerous cyst (Follicular cyst)
(口・あごの病気)
どんな病気か
含歯性嚢胞(濾胞性歯嚢胞)は、
症状の現れ方と検査
症状は、
X線所見では、歯冠を包み込むような類円形の透過像がみられます(図19)。
治療の方法
嚢胞腔を開窓し、正常歯列にあるべき歯から起きている場合には、埋伏している歯を正常な位置へ萌出誘導し、埋伏歯を保存することを試みます。原因である埋伏歯が過剰歯であったり、萌出方向が逆であったり、歯根の屈曲が強い場合や萌出誘導が不可能な場合は、嚢胞とともに歯を摘出します(図20)。
なお、
出典 法研「六訂版 家庭医学大全科」六訂版 家庭医学大全科について 情報