吹き伝う(読み)ふきつたう

精選版 日本国語大辞典 「吹き伝う」の意味・読み・例文・類語

ふき‐つた・う‥つたふ【吹伝】

  1. 〘 他動詞 ハ行下二段活用 〙
  2. 管楽器の吹き方を伝える。
    1. [初出の実例]「いにしへをふきつたへたるふえ竹にさえづる鳥のねさへかはらぬ」(出典:源氏物語(1001‐14頃)乙女)
  3. 風習風儀などを伝承する。多く「風」の縁語として用いられる。
    1. [初出の実例]「昔の風もふきつたへ給ふらむ」(出典:今鏡(1170)一)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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