吹口(読み)フキグチ

デジタル大辞泉 「吹口」の意味・読み・例文・類語

ふき‐ぐち【吹(き)口】

風などの吹きはじめ。「秋風吹き口
笛などを吹くときの手際。吹き方。
笛などの管楽器で、吹くときに唇を当てて息を吹き込むところ。歌口うたぐちマウスピース

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「吹口」の意味・読み・例文・類語

ふき‐ぐち【吹口】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 風などの吹きはじめ。
    1. [初出の実例]「山風の吹口とぢよ椛(かば)ざくら」(出典:俳諧・犬子集(1633)二)
  3. 吹く手際。吹く方法
  4. 笛などの、吹くときにくちびるをあて、息を吹きこむ部分歌口
    1. [初出の実例]「懐竹抄笛の図に、吹口より六の孔までの間に、歌とあり」(出典:歌儛品目(1818‐22頃)四)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

106万円の壁

会社員に扶養されるパートら短時間労働者は年収106万円以上になると厚生年金保険料などの負担が生じて手取りが減る。将来の年金額は手厚くなるが、働き控えを招く「壁」とされ、企業の人手不足の要因となる。厚...

106万円の壁の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android