呉松村(読み)くれまつむら

日本歴史地名大系 「呉松村」の解説

呉松村
くれまつむら

[現在地名]浜松市呉松町

三方原台地の西縁にあり、西は浜名湖。敷知郡域の北端で、北は根本ねもと山を隔て引佐郡気賀伊目けがいめ(現細江町)中世村櫛むらくし庄のうち。嘉暦四年(一三二九)四月二〇日の村櫛庄年貢算用状案(教王護国寺文書)に「昊松分 毎年六石六斗六升六合六勺皆納」とある。永禄一二年(一五六九)四月一二日、徳川家康大沢基胤などに起請文を与え、「呉松之内」などを与えている(「徳川家康判物写」譜牒余録後編など)。寛永二年(一六二五)当村四五一石余が旗本大沢領となった(記録御用所本古文書)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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