呉絽服連(読み)ゴロフクレン

デジタル大辞泉 「呉絽服連」の意味・読み・例文・類語

ゴロフクレン(〈オランダ〉grofgrein)

近世舶来のごつごつした毛織物。帯地・カッパ地などに用いた。ゴロゴロフクゴロフクリン
[補説]「呉絽服連」とも書く。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「呉絽服連」の意味・読み・例文・類語

ゴロフクレン【呉絽服連】

  1. 〘 名詞 〙 ( [オランダ語] grofgrein )[ 異表記 ] ゴロフクリン 舶来のあらい梳毛(そもう)織物一種。毛足の長い粗剛な羊毛を用いて織ったもの。江戸中期から、明治初年にかけて、イギリス、オランダなどから輸入、カッパ地、帯地などに用いた。ゴロフク。ゴロ。ゴロー
    1. [初出の実例]「入貢の蘭人御覧あり。貢物は〈略〉羅紗一種。ころふくりん一種」(出典:徳川実紀‐寛文元年(1661)三月三日)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android