周木浦(読み)しゆうきうら

日本歴史地名大系 「周木浦」の解説

周木浦
しゆうきうら

[現在地名]三瓶町周木

現三瓶町の西部にあり、宇和海に面する漁村。東は二及にぎゆう浦、北は穴井あない(現八幡浜市)に接する。吉田藩領。慶安元年伊予国知行高郷村数帳(一六四八)宇和郡の項に「周木浦 茅山有」とある。

大成郡録」に記された太閤検地の村高は一二六石五斗三升、正保検地の村高は一四八石九斗四升四合である。「西海巡見志」には、「御高札有」「湊有、何風にもよし、百石以上の船十艘懸」とあり、小港であったことがわかる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android