周襄吉(読み)シュウ ジョウキチ

20世紀日本人名事典 「周襄吉」の解説

周 襄吉
シュウ ジョウキチ

昭和期の洋画家



生年
明治40(1907)年5月12日

没年
昭和53(1978)年4月25日

出生地
愛媛県今治市一番町

学歴〔年〕
東京美術学校(現・東京芸術大学)西洋画科〔昭和5年〕卒

経歴
昭和2年二科展に初入選、4年山口薫らと春秋会を興す。6〜13年松竹映画会社で美術監督もつとめる。この間にも二科会への出品を続け、戦後は一時自由美術展に出品するが、25年モダンアート協会創立参加し同展に出品。40年代には欅会、丘蒼会にも出品した。33〜48年文化学院美術科講師。大胆な筆致で表現主義的な抽象画を描いた。代表作に「砂漠護摩」など。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「周襄吉」の解説

周襄吉 しゅう-じょうきち

1907-1978 昭和時代の洋画家。
明治40年5月12日生まれ。昭和2年二科展に初入選。戦後は自由美術家協会展出品をへて,25年モダンアート協会の創立に参加。抽象画を制作した。文化学院講師。昭和53年4月25日死去。70歳。愛媛県出身。東京美術学校(現東京芸大)卒。作品に「砂漠の護摩」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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